「瞳を閉じればあなたがまぶたの裏にいることで」

心臓がバクバクした。
気が付いてくれただろうか、もしそうなら、嫌な思いをさせたかもしれない。

それなのに、馬鹿な自分はきっと嬉しかった。
バクバクして震えて、頭の中はパニックで、隣にいる人が羨ましくて、
でもただ、もう一度姿を見ることができたことが。ああ、生きてる。

自分を好きになれるような、温かいものが自分にもあったと教えてくれた人。
今も教えてくれる人。
今になってやっと気が付くことが多過ぎて、自分の馬鹿さ加減がいっそ悲しくて、
何を返せただろう、今じゃなくてもいつか、少しでも届いたなら。

もしも、が次から次へとたくさんこぼれる。
どんなに馬鹿げた想像でも、妄想でも、捨てられない。
大事な宝物だ。

どうかどうか、幸せに。

タイトルはレミオロメン/3月9日

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