ミネストローネ

子どもの頃、生のトマトが嫌いだった。
ケチャップは大好きだったけれど、トマトジュースや生のトマトは食べられなかった。

それが大人になって、トマトが食べられるようになった。
生食では大好きとまでは言えない気がするけど、トマトを使った料理が美味しいと感じられるようになった。

トマトを刻んでバターと一緒に煮詰めたパスタソース。
ざく切りにして卵炒め。
かぶや何かと一緒に、あれこれ調味料で和え物。



お手頃なトマト缶をよく使う。
最近は、よくミネストローネを作る。

圧力鍋に、にんにくのみじん切りとオリーブオイルを入れて弱火にかける。
玉ねぎ、にんじん、セロリ、キャベツをどんどん刻んで鍋に投入する。
時々かき混ぜて油をなじませる。
鍋にたっぷり入った野菜の上に、胸肉をかたまりのままのせて、フォークで刺して穴を開ける。
コンソメキューブをぽんぽん投げ入れて、トマト缶を入れる。
缶に水を入れて、残ったトマトも鍋へ流し込む。塩胡椒を振る。

加圧が終わったら、かたまりの胸肉を取り出して、フォークで崩して鍋に戻す。
胸肉がほろほろにほぐれるのが嬉しい。

本当は弱火でじっくりコトコト煮込むのがいいのかもしれないけれど、
圧力鍋は気軽にすぐ、たっぷり作れて嬉しい。
普通はじゃがいもを入れたり、胸肉よりはベーコンだったりを使うものみたいだけれど、
この組み合わせはさっぱり食べられる。
油をくわえるから、にんじんのビタミンAも吸収されやすくなるんだよなしめしめ、と思いながら、もりもり食べる。


あんなに苦手だったトマトが食べられるようになった。
食べられるようになりたい、と思ってはいなかったのに、何十年も経ってから今更。

今持て余している感情だとか何だとか、自分だとか。
いつか気が付いたら受け入れることができるようになるのだろうか。



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